スペイン語を勉強している人なら一度は「再帰動詞がややこしい…」という思ったことがあるのではないでしょうか。
再帰動詞とは、me / te/ se / nos / os といった再帰代名詞を伴う動詞のことです。例えば…
ir と irse
この2つは意味が異なります。
Voy a casa de Pedro.
「ペドロの家に行く」
これは、目的地(ペドロの家)に「行く」「向かう」ことを表しています。
一方…
Me voy a casa de Pedro.
「ペドロの家に行く」
こちらも、訳としては上記の文と同じです。しかし、Me voy というと、今いる場所から「立ち去る」ことを意味します。つまり、言いたいこととしては、目的地へ向かう行動よりも今この場所から立ち去るという行動を強調しているのです。
※me voy は、irseの現在形一人称です。
このように、irは「どこかの目的地に向かう」ことを示すのに対して、irseは、「その場から立ち去ること」を表します。
誰かの家にいたり食事をしていたりする時、帰らなくてはいけない時間になったら、こうひとこと伝えましょう…
Ya me voy.
「そろそろ帰るね」。
違いがわかりましたか?
ir と irse は特によく会話に登場する単語です。使い分けをしっかり覚えておいてください!